昨日みた写真集。
『ヒロシマ 消えたかぞく』。
昨日の読売新聞に掲載されていた本。
この微笑ましい表紙の写真に興味を持った。「見たい」と思った。
夕方、図書館に返却する本があったので、返しに行ったら偶然にもこの本が夏休みの児童書を紹介するコーナーに置いてあったのでさっそく読んでみた。
幸せな家族写真と原爆がもたらした悲劇的な結末のギャップ。
寝苦しい夜と相まって眠れなくなるほど胸が締め付けられた。
もちろん、戦争や原爆について考える機会になる1冊なんだけど
愛情に満ち溢れた家族写真(特にネコと映った写真がどれもすごくかわいい!!)が本当にステキ。昭和のありふれた日本の風景、写真集としても秀逸。
文章は短く、押しつけがましく反戦を訴えるでもなく、読みやすかった。
英文入りなので、外国の人にもぜひ手にとって見てもらいたい本。
これを世に出した作者、出版社にあっぱれだ。
昨日の読売新聞に掲載されていた本。
この微笑ましい表紙の写真に興味を持った。「見たい」と思った。
夕方、図書館に返却する本があったので、返しに行ったら偶然にもこの本が夏休みの児童書を紹介するコーナーに置いてあったのでさっそく読んでみた。
原爆投下前、戦争中であっても、広島の町には笑顔にあふれた家族の日々の暮らしがありました。散髪屋さんである鈴木六郎さん一家の6人家族も、少しの不安はあったかもしれませんが、毎日笑顔で楽しくくらしていました。お父さんの鈴木六郎さんは、カメラが趣味。たくさんの家族写真を撮りためていました。あの日、この一家のお母さんが命からがら親戚の家にたどり着いた後、家族の死を知って自ら命を絶ったという。
あの日。1945年8月6日。
一発の原子爆弾がヒロシマのまちに落ちました。
六郎さん一家は全滅しました。(本文より)
幸せな家族写真と原爆がもたらした悲劇的な結末のギャップ。
寝苦しい夜と相まって眠れなくなるほど胸が締め付けられた。
もちろん、戦争や原爆について考える機会になる1冊なんだけど
愛情に満ち溢れた家族写真(特にネコと映った写真がどれもすごくかわいい!!)が本当にステキ。昭和のありふれた日本の風景、写真集としても秀逸。
文章は短く、押しつけがましく反戦を訴えるでもなく、読みやすかった。
英文入りなので、外国の人にもぜひ手にとって見てもらいたい本。
これを世に出した作者、出版社にあっぱれだ。
きょう図書館で観た分厚い本、『死ぬまでに観ておきたい世界の写真1001』。
日本兵の頭蓋骨と若いアメリカ女性の写真には衝撃を受けた。
第二次世界大戦中にアメリカ兵が戦利品として恋人に頭蓋骨を送るってのが当時流行ったらしい。
酷い話だ。
戦争の写真はやはり多く、目に留まる。
ロバート・キャパ、沢田教一らが命を掛けて残した写真は時を経ても、いかなる文章より戦争の醜さを物語っているよう。
そのほかにもどこかで目にしたことがある有名な写真、歴史的な写真がてんこもり。
ひとりの写真家の人生を終わらせたハゲワシと少女、今ではファッションアイコンのようになってしまったチェ・ゲバラの顔写真、決定的な瞬間を収めた浅沼委員長暗殺、ただ歩いてるだけの姿が様になっているジェームス・ディーン、3Dメガネで映画を見る劇場の観客たちのひとコマ、アインシュタインのベロ写真、ジミー・ペイジのジャックダニエルラッパ飲み、メイプルソープのセルフポートレイト、アンディ・ウォーホルによるジャクリーン・ケネディの作品、ヒンデンブルク号の爆発のシーンなど、いま自分の中の記憶メモリー満タンにいろんな場面が勝手にリフレイン、溢れかえっている。
これら、いつどのタイミングで脳内に摺り込まれてしまったんだかわからないが鮮明に覚えてるものばかり。
しかし一方、撮影者が不明のもの、勿論はじめて観る作品もあり、その中には目を覆いたくなるようなものも多く掲載されており、時折、頭と心が破裂しそうな感覚になった。
奴隷として扱われていた黒人の男性、鞭の跡が蚯蚓腫れになって隙間ないほど盛り上がっている背中には言葉を失った。
ただ、そういった歴史的な背景やらピューリッツァー賞なんかとは到底無縁なタイプ、例えばシナトラの逮捕時の顔写真とか、野心ギラギラのマドンナ、あとヴォーグだったかしらファッションマガジンの写真が挟まれ、そういう軽めの写真で息抜きできた。
あっという間の1001枚。
お腹いっぱい。
写真に添えられてた説明文も読み応えあった。
だが、一通り観終えて思う。
どうしてここに、東日本大震災の毛布の女性とか、原爆で亡くなってぐったりしてる弟をおんぶして直立する少年とか、たくさん掲載されてるユージン・スミスの作品だったら水俣病の写真とか、自分の脳内アルバムにある写真が選外だったか、と思ったりして。
そして、ふと我に返り、ケータイに残しっぱなしの撮りっぱなしになってる写真たち、早く整理しなくちゃと思った次第。
第二次世界大戦中にアメリカ兵が戦利品として恋人に頭蓋骨を送るってのが当時流行ったらしい。
酷い話だ。
戦争の写真はやはり多く、目に留まる。
ロバート・キャパ、沢田教一らが命を掛けて残した写真は時を経ても、いかなる文章より戦争の醜さを物語っているよう。
そのほかにもどこかで目にしたことがある有名な写真、歴史的な写真がてんこもり。
ひとりの写真家の人生を終わらせたハゲワシと少女、今ではファッションアイコンのようになってしまったチェ・ゲバラの顔写真、決定的な瞬間を収めた浅沼委員長暗殺、ただ歩いてるだけの姿が様になっているジェームス・ディーン、3Dメガネで映画を見る劇場の観客たちのひとコマ、アインシュタインのベロ写真、ジミー・ペイジのジャックダニエルラッパ飲み、メイプルソープのセルフポートレイト、アンディ・ウォーホルによるジャクリーン・ケネディの作品、ヒンデンブルク号の爆発のシーンなど、いま自分の中の記憶メモリー満タンにいろんな場面が勝手にリフレイン、溢れかえっている。
これら、いつどのタイミングで脳内に摺り込まれてしまったんだかわからないが鮮明に覚えてるものばかり。
しかし一方、撮影者が不明のもの、勿論はじめて観る作品もあり、その中には目を覆いたくなるようなものも多く掲載されており、時折、頭と心が破裂しそうな感覚になった。
奴隷として扱われていた黒人の男性、鞭の跡が蚯蚓腫れになって隙間ないほど盛り上がっている背中には言葉を失った。
ただ、そういった歴史的な背景やらピューリッツァー賞なんかとは到底無縁なタイプ、例えばシナトラの逮捕時の顔写真とか、野心ギラギラのマドンナ、あとヴォーグだったかしらファッションマガジンの写真が挟まれ、そういう軽めの写真で息抜きできた。
あっという間の1001枚。
お腹いっぱい。
写真に添えられてた説明文も読み応えあった。
だが、一通り観終えて思う。
どうしてここに、東日本大震災の毛布の女性とか、原爆で亡くなってぐったりしてる弟をおんぶして直立する少年とか、たくさん掲載されてるユージン・スミスの作品だったら水俣病の写真とか、自分の脳内アルバムにある写真が選外だったか、と思ったりして。
そして、ふと我に返り、ケータイに残しっぱなしの撮りっぱなしになってる写真たち、早く整理しなくちゃと思った次第。
時計
プロフィール
HN:
帰宅部長
性別:
女性
自己紹介:
・着地点が見つからない会議とナメクジが苦手
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新コメント
[09/24 Fehgimpab]
[08/20 ndghaxody]
[12/10 親方]
最新トラックバック
Music
楽天
カウンター
ブログ内検索