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マジで失業5秒前!青森・アラフォーOLの雑食ブログ
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図書館で涙こらえて読んできた本。



母の語る小林多喜二

小林多喜二の通夜、母セキさんの様子を綴った窪川いね子の一文
お母さんは襟をかき合わせてやり、今度は額を撫で、髪の毛をかきあげて、その小林の額を抱えて『それ、もう一度立たねか、みんなのためもう一度立たねか』そう言って自分の頬を小林の頬に押しつけてこすった。

多喜二の筆舌に尽くしがたい、無残な死にざまは当時の日本がどれだけ異様でおかしな国だったかを十分物語ってる。
日本に言論の自由がなかった時代には、こうした虐殺の悲劇があって、多喜二を拷問した特高警察の人は、昭和天皇から勲五等旭日章を受け勲章と杯が下賜されたとか、東久邇内閣から「功績顕著」として特別表彰を授与されたとか(ついついWikipediaで追跡しちゃった!)。
・・・一緒にしちゃっていいのかわかんないけど、どっかの国の拉致実行犯が自国に帰れば英雄、勲章つけて表彰されてる図が目に浮かんだ。辛光洙って工作員、いまどうしてんだろうね。

ところで「蟹工船」って、じつはまだ読んでない(!)
テストにでるから、自動的にプロレタリア文学やら作者名くらい暗記はしたんだけど、何が何だかよくわかっていないんだよね。
ちょっとした隙間時間用に単行本買って、携帯しようかな。





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