元「ワム！」の英歌手ジョージ・マイケルさん死去、53歳

2016年も終わりに近づいて、またこんな訃報に驚かされるなんて。

英人気歌手で、ポップデュオ「ワム！」やソロシンガーとして活躍したジョージ・マイケルさんが２５日、英国の自宅で死去した。５３歳だった。
マイケルさんの広報担当者が「私たちの愛すべき息子、兄弟、そして友人であるジョージが、このクリスマスの期間に自宅で亡くなったことは大きな悲しみだ。家族はこの困難な時にあってプライバシーを尊重してほしいと望んでいる。現時点でこれ以上のコメントはない」と発表した。
英警察は、マイケルさんの死について「原因の説明は不可能だが、不審な点はない」としている。
１９６３年にロンドンでギリシャ系移民の両親の下に生まれたマイケルさんは、１９８１年に「ワム！」を結成し「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」、「ケアレス・ウィスパー」、「ラスト・クリスマス」などの大ヒットを飛ばした。
ソロアーティストに転向した後も「アイ・ウォント・ユア・セックス」「 フェイス」などのヒット曲を放ち活躍した。
英歌手エルトン・ジョンさんは「強いショックを受けている。愛する友人を失った。優しくて寛容で、素晴らしいアーティストだった」と哀悼のメッセージを寄せた。
＜ロンドン　２５日　ロイター＞

ジョージ・マイケル死去のニュースに触れ、時期的なものもあるけど日本では♪ラスト・クリスマスの印象が強いんだと改めて気づかされる。私にとってはあの曲、織田裕二のカバーバージョンで記憶が上書きされてるんだが。
そういや、♪ケアレス・ウィスパーは西城秀樹と郷ひろみがこぞってカバーしてたね。ちょっとムーディーな雰囲気の曲、さすがに新御三家の中で野口五郎だけは手を出さなかったな。

ワム！解散後ソロで最初に出したアルバム♪フェイスは、彼が単なるアイドルではないってことに衝撃を受けた作品。ジョージ・マイケルの才能に溢れている。
ジャケ写、脇の匂い嗅いでるみたいなのが気になったりしたけど。

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このアルバムの中で、いちばん好きな曲。
♪Father Figure



あと、２１世紀になった今でもipodでヘビーローテーションにしてる曲。
♪ I Knew You Were Waiting (For Me)



大御所アレサ・フランクリンを相手にしても、爽やかにブルー・アイド・ソウルな歌唱をみせる。
力の抜け具合が、あんた相当かっこいいわ。
あー、泣けてくるわ。

そうそう、兄がその昔購読してた「中一コース」（古っ！）のふろく、ワム！時代のはがきをなぜか私がいまだに持ってる。
アイドルにしては、とてつもなくダサい写真が逆に愛おしい。どっかまだ垢抜けないかんじのやつ。
このくらいの時期のやつ↓ね。



マクセルの懐かＣＭ。
このマクセルのＣＭシリーズ好きだったなぁ。スタイルカウンシルとかトンプソンツインズとか、外タレさんばかりをかっこよい感じで起用してたはずなんだが、なぜかワム！は宙吊り撮影。

ちなみに、中一コースのふろくはがき、そのほかの面子はシーナ・イーストン、マイケル・ジャクソン、オリビア・ニュートン・ジョン、カルチャー・クラブ、デュラン・デュランという顔ぶれ。
当時小学生の私は、兄や姉の読む雑誌の小さな洋楽記事が唯一の情報ソース。食い入るように記事を拾って見てた。今と違って情報源が少なかったからね。あの頃、ＦＭラジオもよく聴いてたよな。
と、余計な思い出ぽろぽろ状態に思わず脱線中。軌道修正。
久しぶりに、ＬＰレコードの♪メイク・イット・ビッグを引っ張り出してＢ面から聴きたくなってきた気分。
中古レコード屋さんで千円で買ったＬＰ。買ったときから貼ってあるセロテープが変色して、愛着あってぼろくなっても捨てられずにいる。

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こうして、「私ってけっこうジョージ・マイケル好きだったんだ」と亡くなってから知るのがまた悲しいはなし。

さよなら、ジョージ・マイケル。安らかに。
合掌。