最近読んだ本。
森下典子の『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 』。
黒木華主演で映画化された作品。みてないけど、先生役はたしか樹木希林だったか。
図書館に出かけた日、ちょうど新聞の1面一番下の広告に載ってたのでそれがたまたま目に入り、借りて読んでみることにした。
自分自身、茶道についてまったく知識なく知らない世界。ほんとうにこの作者同様、堅苦しくどこか古臭い、そして面倒な作法というステレオタイプのイメージしかなかった。季節を五感で感じる独特の世界観に興味は沸いたけど、茶道やってみたいとは残念ながら思わなかった。
しかしこの本、茶道のことを描いていながら作者自身の人生の記録をさりげなくぶちこんでいる。共感できる点がいくつもあって面白かった。
就職も恋愛も他の人と比べて自分だけうまくいってない、どこにも居場所がないって感じるような状況。就職氷河期といわれる時代に生きた作者とバブルはじけた時代に思うように就職できなかった自分、へんに生真面目すぎて不器用なところなど他人事には思えなかった。
作者が強調していたのは、
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない・・・」
つまりは一期一会ということ。考え方はシンプルなことだけど、実際自分では何かににいい訳ばかりして、できていないことに反省。
この間読んだ本もそう感じたが、父がガン闘病中の今このタイミングでこの本を手に取り、読んでよかったとつくづく思った。
そして、ただひとつ難癖つけるならば。
物事を最初から理解できないパターンのひとつとして、フェリーニの映画「道」を例に取り上げていたところ。あれは齢を重ね、初めて感動を覚える作品である、と。
中1か2で見たあの映画、私などは名作であるっていう予備知識ガッチリで見たせいもあって、みた後しばらく尾を引くようなずっしりとしたもの悲しさは初見から十分感じ取れた。
個人的には「道」だけがフェリーニの、唯一といっていいほど真っ直ぐ見られる作品だと思うんだが。
黒木華主演で映画化された作品。みてないけど、先生役はたしか樹木希林だったか。
図書館に出かけた日、ちょうど新聞の1面一番下の広告に載ってたのでそれがたまたま目に入り、借りて読んでみることにした。
自分自身、茶道についてまったく知識なく知らない世界。ほんとうにこの作者同様、堅苦しくどこか古臭い、そして面倒な作法というステレオタイプのイメージしかなかった。季節を五感で感じる独特の世界観に興味は沸いたけど、茶道やってみたいとは残念ながら思わなかった。
しかしこの本、茶道のことを描いていながら作者自身の人生の記録をさりげなくぶちこんでいる。共感できる点がいくつもあって面白かった。
就職も恋愛も他の人と比べて自分だけうまくいってない、どこにも居場所がないって感じるような状況。就職氷河期といわれる時代に生きた作者とバブルはじけた時代に思うように就職できなかった自分、へんに生真面目すぎて不器用なところなど他人事には思えなかった。
個性を重んじる学校教育の中に、人を競争に追い立てる制約と不自由があり、厳格な約束事に縛られた窮屈な茶道の中に、個人のあるがままを受け入れる大きな自由がある……。印象的だったのは第11章、実父があっけなく亡くなる場面。
いったい、本物の自由とはなんだろう。
そもそも、私たちは今まで何と競っていたのだろう?
学校もお茶も、目指しているのは人の成長だ。けれど、一つ、大きくちがう。それは、学校はいつも「他人」と比べ、お茶は「きのうまでの自分」と比べることだった。
<本文より>
作者が強調していたのは、
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない・・・」
つまりは一期一会ということ。考え方はシンプルなことだけど、実際自分では何かににいい訳ばかりして、できていないことに反省。
この間読んだ本もそう感じたが、父がガン闘病中の今このタイミングでこの本を手に取り、読んでよかったとつくづく思った。
そして、ただひとつ難癖つけるならば。
物事を最初から理解できないパターンのひとつとして、フェリーニの映画「道」を例に取り上げていたところ。あれは齢を重ね、初めて感動を覚える作品である、と。
中1か2で見たあの映画、私などは名作であるっていう予備知識ガッチリで見たせいもあって、みた後しばらく尾を引くようなずっしりとしたもの悲しさは初見から十分感じ取れた。
個人的には「道」だけがフェリーニの、唯一といっていいほど真っ直ぐ見られる作品だと思うんだが。
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この前の日曜、遅めのランチは彼と八戸にある津軽屋食堂にて。
小さな店で、うっかり通り過ぎそうになった。
駐車場は店前と道路を挟んだところにも数台のスペースがあった。
もう午後の1時を過ぎているというのにカウンターとテーブル席の7割方埋まっていた。
メニューの「ごはん類」と「めん類」を交互に眺めつつ、窓の外の雪をみてこの日はみそラーメンを選択。
にら・ひき肉・もやしの具に麺が埋もれた熱々スープのみそラーメン。
心もあったまる味だった。
八戸市中心街からすこし外れた場所に、なんともほっこりするような店があるとは。
林家木久扇師匠のサイン色紙も飾られてた。ラーメンでも食べたのかな。
にほんブログ村
小さな店で、うっかり通り過ぎそうになった。
駐車場は店前と道路を挟んだところにも数台のスペースがあった。
もう午後の1時を過ぎているというのにカウンターとテーブル席の7割方埋まっていた。
メニューの「ごはん類」と「めん類」を交互に眺めつつ、窓の外の雪をみてこの日はみそラーメンを選択。
にら・ひき肉・もやしの具に麺が埋もれた熱々スープのみそラーメン。
心もあったまる味だった。
八戸市中心街からすこし外れた場所に、なんともほっこりするような店があるとは。
林家木久扇師匠のサイン色紙も飾られてた。ラーメンでも食べたのかな。
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職場にいる気分屋からの暴言にいちいち凹むってのも、なんだかね~。
あれこれ考えるのも煩わしいので、こんな気分のときにはやっぱり映画をみるに限るぜ!
てなわけで、もう4、5回はみてる「プラダを着た悪魔」を改めて・・・。
<感想など>
○アン・ハサウェイ扮するどんくさい女の子がファッションの世界で揉まれ、洗練され、やがて業界慣れしてそのまま頂点まで突っ走るかと思いきや、最後にはシフトチェンジする現実的な結末にほっとする。
○だが、主人公の彼氏があまりにもぱっとしない。キャラクター的にも弱い。
○実在の人物がモデルといわれるカリスマ編集長役、メリル・ストリープがハマってる。
○プレイボーイのライター役、サイモン・ベイカーが時々中村雅俊に見えてくる。
○ナイジェル役の人、「バーレスク」にも出てた。どっちのキャラもかぶってる気がする。
○この作品は気分が滅入ると見たくなる映画のひとつ。
昔ならば「ワーキング・ガール」、今だったら「キューティー・ブロンド」あたりもそう。
ちょっとしたビタミン剤みたいな映画。
オススメ度:★★★☆(3.5/5)
あれこれ考えるのも煩わしいので、こんな気分のときにはやっぱり映画をみるに限るぜ!
てなわけで、もう4、5回はみてる「プラダを着た悪魔」を改めて・・・。
<感想など>
○アン・ハサウェイ扮するどんくさい女の子がファッションの世界で揉まれ、洗練され、やがて業界慣れしてそのまま頂点まで突っ走るかと思いきや、最後にはシフトチェンジする現実的な結末にほっとする。
○だが、主人公の彼氏があまりにもぱっとしない。キャラクター的にも弱い。
○実在の人物がモデルといわれるカリスマ編集長役、メリル・ストリープがハマってる。
○プレイボーイのライター役、サイモン・ベイカーが時々中村雅俊に見えてくる。
○ナイジェル役の人、「バーレスク」にも出てた。どっちのキャラもかぶってる気がする。
○この作品は気分が滅入ると見たくなる映画のひとつ。
昔ならば「ワーキング・ガール」、今だったら「キューティー・ブロンド」あたりもそう。
ちょっとしたビタミン剤みたいな映画。
オススメ度:★★★☆(3.5/5)
いやなことがあった。
こんな日は、つべこべ考えても仕方ないので映画でもみようかと・・・。
で、これをみることにした。
前に1度みたことがあるジュリア・ロバーツの「エリン・ブロコビッチ」。
<感想など>
○これはもう、ジュリア・ロバーツの映画と言い切ってよい。
役のパターンは「プリティ・ウーマン」と一緒。社会の隅っこで必死こいて頑張ってる、ちょっとあばずれな女。
これでもか!!っつーくらい、乳見えそうな服ばかり着てる。
○このまえみた「セックスと嘘とビデオテープ」のスティーブ・ソダーバーグ監督作品。
○おしゃれ度は頗る低い。
○弁護士役のアルバート・フィニーが面白い存在。この方がアヌーク・エーメの元夫とは、びっくり。
○恋人役、ジョージがとにかく不憫。扱いが雑。
○それにしても、大企業を訴えるという重いテーマなはずが、法廷シーンもなく薄っぺらだ。
でも、そこがいい。見ててストレスがない。不条理なテーマやら残酷な映画などみたくない、今日の気分にはこのくらいご都合主義のスッカスカな感じが丁度よい。
○そうはいっても、これがまさかの実話らしい。
オススメ度:★★★(3/5)
こんな日は、つべこべ考えても仕方ないので映画でもみようかと・・・。
で、これをみることにした。
前に1度みたことがあるジュリア・ロバーツの「エリン・ブロコビッチ」。
○これはもう、ジュリア・ロバーツの映画と言い切ってよい。
役のパターンは「プリティ・ウーマン」と一緒。社会の隅っこで必死こいて頑張ってる、ちょっとあばずれな女。
これでもか!!っつーくらい、乳見えそうな服ばかり着てる。
○このまえみた「セックスと嘘とビデオテープ」のスティーブ・ソダーバーグ監督作品。
○おしゃれ度は頗る低い。
○弁護士役のアルバート・フィニーが面白い存在。この方がアヌーク・エーメの元夫とは、びっくり。
○恋人役、ジョージがとにかく不憫。扱いが雑。
○それにしても、大企業を訴えるという重いテーマなはずが、法廷シーンもなく薄っぺらだ。
でも、そこがいい。見ててストレスがない。不条理なテーマやら残酷な映画などみたくない、今日の気分にはこのくらいご都合主義のスッカスカな感じが丁度よい。
○そうはいっても、これがまさかの実話らしい。
オススメ度:★★★(3/5)
時計
プロフィール
HN:
帰宅部長
性別:
女性
自己紹介:
・着地点が見つからない会議とナメクジが苦手
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
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