ささくれ、グッドナイト

小・中の同級生、中学を卒業してからどうしたものか知らない女の同級生のこと。
「パイロットと結婚して、アメリカに住んでる」と。
そんな話を母の口から聞いたってだけで、なんだかボディーブローのようにじんわり痛む。
心の隅で、「偏差値の低い高校に行ったくせに」と思った
その瞬間の自分があまりにも醜くてへこむ。
あの子に中学のとき、校舎の裏に呼び出されて有りもしないことで因縁つけられてビンタくらったこともある。けれど、そんなことなどみんな忘れてるんだろ。
みんな誰か傷つけたかさぶたなんかは自然に剥がして、涼しい顔してやりすごしてんだろう。私だけささくれだって、膿がぐちゅぐちゅのままなんだろう。
傷つきながら、いつもどっかぶつかって、ココロははいつもささくれだらけ。
それでも、醜い心もちゃんと自覚して自分なりのしあわせが見つけられるように、そうやって私は生きてく・・・しかないのか。しかたないのだ。
とりあえず、おやすみ。