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マジで失業5秒前!青森・アラフォーOLの雑食ブログ
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最近読んだ本。

森下典子の『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 』。
黒木華主演で映画化された作品。みてないけど、先生役はたしか樹木希林だったか。
図書館に出かけた日、ちょうど新聞の1面一番下の広告に載ってたのでそれがたまたま目に入り、借りて読んでみることにした。
自分自身、茶道についてまったく知識なく知らない世界。ほんとうにこの作者同様、堅苦しくどこか古臭い、そして面倒な作法というステレオタイプのイメージしかなかった。季節を五感で感じる独特の世界観に興味は沸いたけど、茶道やってみたいとは残念ながら思わなかった。
しかしこの本、茶道のことを描いていながら作者自身の人生の記録をさりげなくぶちこんでいる。共感できる点がいくつもあって面白かった。
就職も恋愛も他の人と比べて自分だけうまくいってない、どこにも居場所がないって感じるような状況。就職氷河期といわれる時代に生きた作者とバブルはじけた時代に思うように就職できなかった自分、へんに生真面目すぎて不器用なところなど他人事には思えなかった。
個性を重んじる学校教育の中に、人を競争に追い立てる制約と不自由があり、厳格な約束事に縛られた窮屈な茶道の中に、個人のあるがままを受け入れる大きな自由がある……。
いったい、本物の自由とはなんだろう。
そもそも、私たちは今まで何と競っていたのだろう?
学校もお茶も、目指しているのは人の成長だ。けれど、一つ、大きくちがう。それは、学校はいつも「他人」と比べ、お茶は「きのうまでの自分」と比べることだった。
<本文より>
印象的だったのは第11章、実父があっけなく亡くなる場面。
作者が強調していたのは、
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない・・・」
つまりは一期一会ということ。考え方はシンプルなことだけど、実際自分では何かににいい訳ばかりして、できていないことに反省。
この間読んだ本もそう感じたが、父がガン闘病中の今このタイミングでこの本を手に取り、読んでよかったとつくづく思った。

そして、ただひとつ難癖つけるならば。
物事を最初から理解できないパターンのひとつとして、フェリーニの映画「道」を例に取り上げていたところ。あれは齢を重ね、初めて感動を覚える作品である、と。
中1か2で見たあの映画、私などは名作であるっていう予備知識ガッチリで見たせいもあって、みた後しばらく尾を引くようなずっしりとしたもの悲しさは初見から十分感じ取れた。
個人的には「道」だけがフェリーニの、唯一といっていいほど真っ直ぐ見られる作品だと思うんだが。

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第3回斎藤茂太賞受賞作、若林正恭のキューバ旅行記『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読んだ。




キューバと聞いても正直、ピンとこない。
イメージするのはカストロとゲバラの革命に、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」、カリブの怪人、西武ライオンズの助っ人デストラーデくらいか。
日本での物質的にも経済的にも恵まれた生活から、不意にキューバへと旅立つオードリーの若林。
新たに触れるキューバの文化や景色、人々との交流の様子が瑞々しく描かれてた。
最後の方、実父が亡くなったときの話にはグッときた。自分の父が闘病中のいま、このタイミングでこの本を読んでよかったと思う。
装丁も含め、本人が撮った写真もステキだった。面白い本だった。
最近読んだ本。


西加奈子のエッセイ、『まにまに』。
イラストが本人によるものだそうで、これ結構私の好きなタイプの絵だったからこの本を手に取ったんだけど。
内容は日々のこと、音楽のこと、本のことが3章に分かれてて読みやすい。
音楽はちょっと趣味が合わないというか、わかる人にはわかるってかんじのカテゴリーだった。
個人的には日々のことを綴った第1章を読むだけでも十分、お腹一杯楽しめた。
特に体毛カーストと小林製薬のネーミングに着目してるところ、ユーモアのセンスがある作家とみた。
こんどはぜひ、小説を読んでみたい。
伯母の家に3泊4日して、今日帰ってきたところ。
今回カバンにしのばせたのは、太宰治の『人間失格』とこの本。

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風間ゆみえの『Like a pretty woman
これは今現在、数多あるスタイル本のはしり。
著者は私の年齢に近く、スタイリングの参考にでもなればと思いつつ・・・これが10年くらい前の書物なので、同様にショートパンツなどを着用した日には大変なことになる。
心の片隅につなぎ融資詐欺で捕まった山辺節子の姿が浮かんできた。
今、読んでいる本。

サージェント・ペパー50年ザ・ビートルズの不滅のアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」完全ガイド
まぁ、タイトル通りの本・・・というか、資料ですわ。
熱心なビートルズ信者じゃなくとも、当時の世相やら時代背景とかわかってなかなか興味深い。
特に、肖像権など曖昧な時代、ジャケットに描かれている人物のシャーリー・テンプルやメイ・ウエストらに掲載許可を得る云々のところは面白い。
ちなみに、私の持っているサージェント・ペーパーLPは中身のレコードがなぜか「マジカル・ミステリー・ツアー」という謎。20年前、仙台出張中に立ち寄ったSEIYUの特設会場で買ったやつなので、家に帰って気づいたときにはあとの祭り。

余談であるが、そこの仙台SEIYUは学生時代にみかんの試食販売のバイトをした思い出の地。
店頭で1日中、アニタ・ワードの「リング・マイ・ベル」って曲をリピートで流していたもんだから、未だみかん食べるたび「リング・マイ・ベル」が脳内再生される後遺症は続く。



ビートルズの本だってのに、なぜかアニタ・ワードを思い出してしまった!
話をビートルズに戻す。

でも、個人的にはこのアルバムにはハマってない。
ビートルズの初期のほうが好き。厳密に言えば、ポールの曲が好きってだけなのかも。
さっきまで読んでいた本。



きょうも誰かが悩んでる』。
読売新聞に掲載されてる悩み事相談のコーナー、「人生案内」100年分をまとめたもの。
年代が古ければ古いほど、女の人がいかに我慢を強いられてたきたかがわかる。
いまでも到底男女平等とはいい難いけれど、家制度に縛られてた時代を知れば、まだましだなぁと。
ただ、ひとつ言えるのは戦争があるのとないのとでは、悩みの重さが違うってこと。
戦争という火種が人々の日常風景に入り込むだけで、そこにあるすべてに影が深く深く差し込んでしまうということ。
計らずも、何かにつけ戦争と結び付けて考えてしまう今日この頃。
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帰宅部長
性別:
女性
自己紹介:
・着地点が見つからない会議とナメクジが苦手
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
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