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マジで失業5秒前!青森・アラフォーOLの雑食ブログ
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病院の待合室など、ちょっとした空き時間に小出しに読んだ本。



あなたと、どこかへ。
吉田修一・角田光代・石田衣良・甘糟りり子・林望・谷村志穂・片岡義男・川上弘美、以上8名によるクルマにまつわる短編集だった。

特別、奇想天外なこともなく、日常のありふれた生活の中でふいに非日常にドライブすることのささやかな特別。時にせつなく、時に甘く感じられるお話。

私には、最後の川上弘美の短編が特にずしんときた。
そういえば家も運動会などでよく、母が食べきれない量のお弁当作って持たせられたなぁ・・・なんて、思い出したりした。
運動会なんて自分は全然活躍できなくて、お弁当だけが豪華で妙に悲しかったりして。



 【結論】 この本読んで、ドライブに行きたくなった。そういや、高速無料の被災証明を父がもらってきてくれたんだが、出かける予定ないんだよなぁ・・・。
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東日本大震災の夜、ある大学生が避難所で作ったサイトに届けられた祈りのことばやエピソード、写真などを集めた本。



メディアでも多く取り上げられてた。
普通の人々のことばに感動する。ぐっときた。
ときどき、身内ネタっぽい感じの文章もあるがそこは目をつぶる。

震災から3ヶ月経って読み返す。
既に「祈る」時期ではなくなってることに気づいた。




 【結論】 思いやり、労わり、助け合う姿は美しい。こんなに美しい日本国の政治家はなぜこうも醜いのか、不思議でならない。    
久しぶり、山田詠美の本を読んでいる。



風味絶佳」、どっぷり活字を読むのに苦手な人(私のことだ!)には丁度よいくらいの短編集。

懐かしい友に会ったみたいな、なんだろうこの感覚は。
独特のカタカナ表記が多いし、あいかわらず官能的。
高校生くらいのときは、ちょっと背伸びして読んだのを思い出したわ。

登場人物がみな、駄目なところがあってそこがなんとも共感できる。
わりと自分に近いところの世界(実際はそんなことないが)を描いてるところに現実味を感じる。

結末までを描かず、最後は余韻を残して終わってるので読後感も心地よい。単純に、おもしろかった。




 【結論】 なぜかお腹いっぱい。もう暫くは山田詠美は読まなくてもいいかな。
珍しく一気に読破した本。



『”オーラな人々”』、三島由紀夫の「THE美学」な巻頭の写真集だけでお腹いっぱい。

三島をはじめ寺山修司や横尾忠則、岡本太郎ら「いかにも!」って感じのラインナップから、「文化人」枠の植草甚一、堀内誠一ら、「スポーツ界のスター」ブッチャーや王貞治ら、「海外の大御所」ボブ・ディランにボブ・マーリー、スティービー・ワンダー、アンディ・ウォーホルなどなど・・・スーパーなスターたちのエピソード満載。
当時の雑誌編集って職業が心底羨ましい。

一番意外だったエピソードは、マーク・ボランが来日時「仮面ライダー」に魅了されたって事実。
今でこそ、日本のサブカルチャーも海外に広く紹介されてはいるが、それよりはるか以前にマーク・ボランがロボットやアニメに興味を示してたとは!

それから、ティナ・ラッツ!
私がこの美しい人をはじめて知ったのは、1992年の新聞。おくやみ欄。
だから、私はティナ・ラッツではなく、結婚後(のち、離婚してるけど)ティナ・チャウという名で記憶してた。
亡くなってすぐ、ファッション誌がこぞって追悼で特集組んでいたっけ。
・・・忘れてた、この人のこと。この本読んで、思い出した。エイズによる合併症で亡くなったんだよね。




 【結論】 だけど、この本のタイトルはどうか?とおもう。
前に読んだ『作家と温泉 お湯から生まれた27の文学』に、つげ義春の項があってそれに紹介されてた本がこれ。



つげ義春の温泉」、手に持ってずしりと重みのある本だ。

名前くらいは知ってた。『ガロ』とか。読んだことなかったけど。
それくらいの知識で手をつけるべき本じゃなかったかも。

おどろおどろ系。
なんてったらいいのかわからんが、独特の世界観。
小学校にあがる前、いとこの家で『エコエコアザラク』を読んでしまったときとおんなじ感覚がよみがえった。

昭和40・50年代の鄙びた温泉の写真は、味があっておもしろかった。




 【結論】 開けちゃいけない扉だったか?
亡くなった歌手の音源が見つかり、没後に曲がリリースされることがよくある。
マイケル・ジャクソンにいたっては、これから数年アルバムが小出しにリリースされるとか。
いつだったか、ジミ・ヘンドリックスのBBCセッションズ(DVD付)を買った。私が好まない、ライブ音源。これまた私が好まない、インタビューの音声までしっかり入ってた。必死か?

この本は、そのきらいがある。
未発表音源ならぬ単行本化されなかったコラムなどを寄せ集めて、没後発売されたものなので、若干まとまりなく年代もバラバラ。
とはいえ、いつどの時期であろうが筆致は冴え渡っており、逆に感動すらおぼえる。



ナンシー関 リターンズ』、もれなく面白かった。
ダンディーな山藤章二の項、「無意味な長所」の例えが秀逸。
「ヨッちゃんこと野村義男の無駄に長い手足」「内藤やす子の脚線美」とか。

ナンシー関が亡くなって、青森市で開催された回顧展で見たハンコの数々。
自分でもびっくりしたけど、ハンを見ただけでどんな内容の文章だったかほとんど覚えてた。

39歳という若さで亡くなってからもう9年になろうとしてるのに、時が経てば経つほど失ったものの大きさに気づかされる。
今井舞やら似たようなテレビ評論コラムをみかける。フォロワーは沢山いるけど、それが返ってナンシー関が唯一無二の存在であることを改めて感じさせる。




 【結論】 ナンシー関がご存命なら、デーブ・スペクターがこんなにテレビにでてないと思う。残念でならない。
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プロフィール
HN:
帰宅部長
性別:
女性
自己紹介:
・着地点が見つからない会議とナメクジが苦手
・子どもの頃から「じぶんは結婚できないんじゃないか」という悪い予感が・・・今のところ的中!
・グミを飲み込むタイミングがいまだにわからない
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